hon de honwaka

一期一会の本と日常のおはなし

2023-01-01から1年間の記事一覧

【キオスク】お店と一体化しちゃってる⁉

店員オルガの夢はどんな夢? 「キオスク」 (潮出版社 2021年5月1日 初版発行) 作/アネテ・メレツェ 訳/くろさわあゆみ(黒沢歩) キオスク 作者:アネテ・メレツェ 潮出版社 Amazon どんな物語… さて「キオスク」とは。 改めて意識してみるとよくわ…

【三つ編み ラリタの旅】娘の未来のために

娘ラリタのために母スミタの取った行動とは。 「三つ編み ラリタの旅」 (アンドエト 2021年8月18日 初版第1刷発行) 作/レティシア・コロンバニ 絵/クレマンス・ポレ 訳/新海知絵 三つ編み ーラリタの旅ー 作者:レティシア・コロンバニ アンドエ…

【かんがえよう、コギト】なにか考えてます?

一番大切なことは、 「考えること」そのもの、なのかな? 「かんがえよう、コギト」 カクイチ研究所 ぷねうま舎 2021年7月26日 第1刷発行 文 アレクシス・ディーコン 絵 ヴィヴィアン・シュワルツ 訳 青山南 かんがえよう、コギト 作者:アレクシス・…

【日常のこと】島から島へ(後編)

福島から徳島へ日帰り旅の忘備録の続きです そんなことで(詳しくは「前編」に) 無事手に入れた羽田発徳島阿波おどり空港行きの便は、 東北新幹線始発でも第一便は間に合わず第二便となりました なんとか順調に羽田空港へ着き搭乗手続き 友のおかげでラウン…

【日常のこと】島から島へ(前編)

行けるんですね、と自分でも感心 それは11月初頭のある一日の 弾丸プチプチ日帰り旅行 理論上は可能だけど実際はいかがなものか と大なり小なり不安を抱えながら 構想約2カ月 その間同行の友と3回ほど会ってミーティング ラインの打ち合わせは頻繁に執り…

【いいもの みーつけた】森に落ちていたのは…

みんなが大好きなアレでした 「いいもの みーつけた」 (新日本出版社 2012年12月30日 第1刷) 文・絵 レオニード・ゴア 訳 藤原 宏之 いいものみーつけた 新日本出版社 Amazon どんなお話… 森の中に落ちていたのは、一冊の本 鮮やかな赤色の表紙が…

【コーネリアス】レオ=レオニの絵本

我が道を行けますか? 「コーネリアス たってあるいた わにの はなし」 作 レオ=レオニ 訳 谷川俊太郎 好学社 発行 コーネリアス―たってあるいた わにの はなし 作者:レオ・レオニ 好学社 Amazon どんな絵本… コーネリアスとは主人公のワニの名前。 この絵…

【犬になった王子】チベットの民話

原題は「青稞(チンコウ)種子的来歴」 「犬になった王子 チベットの民話」 (岩波書店 2013年11月15日 第1刷発行) 文 君島久子 絵 後藤 仁 犬になった王子――チベットの民話 作者:君島 久子 岩波書店 Amazon この絵本の魅力… 物語を彩る画家による…

【家をせおって歩く かんぜん版】タイトルそのままの本です

家って背負えるんだ⁉ 「家をせおって歩く かんぜん版」 (福音館書店 2016年3月1日発行 2019年3月10日 増補版第1刷) 作 村上慧 家をせおって歩く かんぜん版 (福音館の単行本) 作者:村上 慧 株式会社 福音館書店 Amazon どんな絵本… 表紙を開…

【あめのひのホネホネさん】郵便配達員は骸骨?

ホネホネなだけでミステリアス。 「あめのひのホネホネさん」 (福音館書店 2014年6月1日 月刊「こどものとも年中向き」発行 2018年4月1日 第1刷) 作・絵 にしむら あつこ こどものとも年中向き 2014年 06月号 [雑誌] 福音館書店 Amazon どん…

【とんでいく】同じものでも見方によって

いつの間にか染み付いていた固定観念をばっさり⁉ 「とんでいく」 (福音館書店 2000年11月1日 月刊「こどものとも」発行 2020年4月5日 「こどものとも絵本」第1刷) 作 風木一人(かぜきかずひと) 絵 岡崎 立(おかざきりゅう) とんでいく (…

【虫愛ずる姫君】毛虫、好き?嫌い?

現存する日本最古の短編小説集「堤中納言物語」 (つつみちゅうなごんものがたり)より 虫めづる姫ぎみ(むしめづるひめぎみ) (日本の物語絵本) 作者:森山 京 ポプラ社 Amazon 堤中納言物語・うつほ物語 (21世紀版・少年少女古典文学館 第7巻) 作者:干刈 あが…

【とんとんみー と きじむなー】沖縄の昔話

小さな心優しい妖怪きじむなーだよ 「とんとんみー と きじむなー」 絵本・ちいさななかまたち (童心社 1987年3月10日 第1刷発行) 作 田島征彦 とんとんみーときじむなー (絵本・ちいさななかまたち) 作者:田島 征彦 童心社 Amazon 以前記事にした…

【日常のこと】きょうはこねこで

2年前の写真ですが 今もときどき眺めては 当時のことを思い出しています ある日突然、庭にこねこ よわよわしていたので家に くびわにしているのはヘアゴム よわよわしててもこねこは最強 思い出すと 心にポッと灯りが灯ります みなさんの今日が 良い一日であ…

【朝ごはんは、お日さまの光!】植物のはなし

植物の奥深さを学べます。 「朝ごはんは、お日さまの光!」植物のはなし (徳間書店 2021年5月31日 初版発行) 文 マイケル・ホランド 絵 フィリップ・ジョルダーノ 訳 徳間書店児童書編集部 朝ごはんは、お日さまの光! 植物のはなし (児童書) 作者:…

【日常のこと】植樹祭に参加しました

今年で6回目になるふくしま植樹祭。 今回の場所は南会津町にある南会津町会津山村道場。 マスコットキャラクターの「んだべえ」が 暑い中、たぶん一番暑いと思われるすがたで 元気にお出迎えしてくれました。 事前に申し込みをしていた約500人の参加者が…

【やまのねこやしき】ちょっと怖いねこのお話

三姉妹の目的は? 「やまのねこやしき」 日本の民話えほん (教育画劇 1999年12月15日 初版発行) 文 さねとうあきら(実藤 述) 画 いのうえようすけ(井上洋介) やまのねこやしき (日本の民話えほん) 作者:さねとう あきら 教育画劇 Amazon どん…

【日常のこと】働く人のためのヨガセミナーに行ってみたら

先月ヨガの講座に参加したんですが てっきり実技の講座と思い込み 動きやすく汗をかいてもいいようにと Tシャツにジャージで会場に行ってみると 40名ほどの参加者の方たちが ワイシャツ姿やブラウスにスカートの出で立ちで 椅子に腰かけ机に向かって何か用…

【レイチェル・カーソン物語】なぜ鳥は、なかなくなったの?

主人公は1962年「沈黙の春」を出版しました。 「レイチェル・カーソン物語」 なぜ鳥は、なかなくなったの? (西村書店 2022年10月4日 初版第1刷発行) 文・絵 ステファニー・ロス・シソン 監修 上遠 恵子 訳 おおつか のりこ レイチェル・カー…

【日常のこと】浜通りは美味しい

今日は福島県・浜通りの美味しいもの 私のおすすめ4品を。 遠くの方にも食べていただくきっかけに もしもなったらうれしいです。 先に紹介する3品は ご飯のお友や酒の肴になるお品です。 ① 縄文干し トップバッターは 福島で水揚げされたお魚を 古代の製法…

【なみのいちにち】波はどんな気持ちでいる?

キラキラと輝く海と波の絵本。 「なみのいちにち」 (ほるぷ出版 2022年6月22日 初版第1刷発行) 作 阿部 結(あべ ゆい) なみのいちにち 作者:阿部 結 ほるぷ出版 Amazon どんな絵本… 真夏にぴったりな 海そして波の素敵なところがたっぷり描かれ…

【わたしねこがかいたいの】私だけの猫は

見つかるでしょうか? 「わたしねこがかいたいの」 (岩崎書店 2019年10月31日 第1刷発行) 文 ミシェル・ロビンソン 絵 チンルン・リー 訳 三原泉 わたし ねこが かいたいの 作者:ミシェル・ロビンソン 岩崎書店 Amazon ほっこりすること間違いな…

【日常のこと】ほし?干し?星!

なぜ「星」の話になったのか どうしても思い出せないのですが とにかく星の話になりました。 一昨日はクリニックの定期検診日。 それは診察台に乗り 仰向けになって受診中のことでした。 ふいに先生から「ほし」の話題が。 (ほしって?干し??? ん?あれ?…

【じごくへいった三人】行事むかしばなし8月

なぜか地獄と見ると手に取ってしまいます。 「じごくへいった三人」 行事むかしばなし・八月(お盆のはなし) (佼成出版社 1992年10月20日第2刷発行) 文 谷 真介 絵 赤坂三好 じごくへいった三人 (行事むかしむかし (8月(お盆のはなし))) 作者:真…

【科学はこのままでいいのかな】進歩?いえ進化でしょ

進歩と進化の違いは? 「科学はこのままでいいのかな」 ちくまQブックス (筑摩書房 2022年9月30日 初版第1刷発行) 著者 中村桂子 科学はこのままでいいのかな ――進歩?いえ進化でしょ (ちくまQブックス) 作者:中村 桂子 筑摩書房 Amazon 読もうと…

【日常のこと】4年振りの仙台七夕

今月7日、仙台七夕へ行ってきました。 同じメンバー3人組、4年振りの観覧です。 今年の開催日は6、7、8日 一緒に見て歩いた友によると 初日6日の人出は73万人。 その時点で3日間で200万人の人出を 予想していると、もうひとりの友。 アーケード街に飾られた…

【じごくのそうべえ】上方落語・地獄八景より

地獄ってこんな感じなの? 「じごくのそうべえ」 桂米朝・上方落語・地獄八景より (童心社 1978年5月1日 初版発行) 作 田島征彦(たじま ゆきひこ) じごくのそうべえ (童心社の絵本) 作者:たじま ゆきひこ 童心社 Amazon どんな絵本… 上方落語「地…

【日常のこと】フルハウスを訪ねて(小高の夏その5)

あこがれのフルハウスを訪ねて、最終回です。 ズラリと本の並んだ書棚を見るとある特徴が。 いろいろな作家さんが それぞれのテーマで選んだ20冊の本が ご本人たち直筆のメッセージとともに飾られていました。 もしどなたか好きな作家さんがいて、 その方…

【日常のこと】フルハウスを訪ねて(小高の夏その4)

今週はフルハウスを訪ねたときのことを綴っています。 「Rain Theatre」で鑑賞した演劇の感想も少し。 実は私、これまで自分は 演劇音痴なんじゃないかと思ってました。 誘われればとりあえず参加するタイプなので これまで何度か観たことはあるのですが 一…

【日常のこと】フルハウスを訪ねて(小高の夏その3)

今週はあこがれのフルハウス訪問と小高の話です。 思ったよりもだいぶ早く着いたので 周辺を散策することに。 (地平線の向うが太平洋) 陽射しは真夏の強さですが、内陸部と違い 湿度が低くカラッとしています。 まだ開店前だったフルハウスの 少し先にある…