あこがれのフルハウスを訪ねて、最終回です。
ズラリと本の並んだ書棚を見るとある特徴が。
いろいろな作家さんが
それぞれのテーマで選んだ20冊の本が
ご本人たち直筆のメッセージとともに飾られていました。
もしどなたか好きな作家さんがいて、
その方の選んだ本が並んでいたら
それはきっと全部読んでみたくなりますね。
もうひとつ店内で目を引いたのは
あちこちに置かれた猫の置物
ついつい本をそっちのけで(!)写真を撮る私。
ちょこん。
ずどーん。
そういえば聞かなかったけど
猫の置物は非売品だと思います、たぶん。
そして私も読んだことのあるこちらの作品にも
ご本人直筆のメッセージがありました。
「絶望を擦り抜ける小道は日常の中にある」
私も同感です!
「その案内をしてくれるのが猫です」
なるほど~まだ案内の実感はないですが
いつもはっぱをかけられている気がしてます!
とても平明な文章で書かれていて
中学生や、もしかしたら小学生高学年でも
読めそうかなと思った作品です。
内容に介護のことが書かれているのですが
当事者や家族の気持ちが丁寧にリアルに
しかも読者に伝わりやすく表現されていて
作者の取材力や理解力の深さを感じた一冊です。
フルハウスには
いろいろな作家の方たちが
眠れないとき、とか○○したくなったとき
といったテーマに添って読者のために
読んでほしいと選んだ本が並んでいました。
人気のあるものや売れ筋ではない
その方たちの知識や温もりを感じて
(なにをかはわかりませんが)なにかを
リセットしたいときに時間を気にせず
ゆっくり店内の本たちに身を任せてみたら
素敵だろうな、と思いながら店を後にしました。
おまけに最後の最後に見つけた
今度読んでみたい本も。
それでは今日はこの辺で。
おしまいまで読んでいただき
ありがとうございました。