見つかるでしょうか?
「わたしねこがかいたいの」
(岩崎書店 2019年10月31日 第1刷発行)
文 ミシェル・ロビンソン
絵 チンルン・リー
訳 三原泉
ほっこりすること間違いなし
完全完璧に猫まみれの絵本です。
どんなストーリー…
主人公の女の子の願いは「猫を飼うこと」
自分だけの猫を夢見ています。
猫を飼っているお祖母さんに聞いて
自分の部屋に猫が訪ねてくるように
猫の好きなものを取り揃えて準備。
でも誰もこない?
そこで今はまだいない私だけの猫を思いながら
猫の絵本を抱えて夢の中へ。
(いる。)
と、なにかふわふわしたものに
乗られている気がして目が覚めるとびっくり。
女の子の部屋の中を埋め尽くす勢いで
沢山の猫が動き回っています。
その数は…女の子は67まで数えると、
数え切れなくなりました。
大きいのから小さいの、
長毛タイプもいれば毛の無いタイプも。
しましまもいれば白黒、茶トラ
色の濃いのも薄いのも毛並みもさまざま。
みんな思いのままに
女の子の部屋でくつろいでいます。
あっちに行ったりこっちに来たり。
寝たり起きたり遊んだり。
(いるいる。)
ところがある出来事から
その猫たちを探している人たちがいることに
女の子ははじめて気がつきます…
果たして女の子は自分だけの猫と
出会うことができるでしょうか。
絵本の魅力は…
なんといっても猫たち一匹一匹の
豊かな個性を愛情たっぷりに伝えるイラスト
(いるのよ。)
女の子と猫たちが部屋や庭で寛ぐ光景は
思わずニヤニヤしてしまう可愛さです。
ページをめくり読み進めるごとにニッコリ
猫好きの方ならとってもしあわせ~になれる
ひたすらほんわかし続けられる一冊です。
(いたぁ。)