hon de honwaka

一期一会の本と日常のおはなし

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

宮西達也さんのクリスマス絵本

今いちばん会いたいのはだれ?来月の特別な日にお願いすれば叶うかも? 「あいたくて あいたくて I want to be close to you」(女子パウロ会 2017年10月 初版) 作・絵 宮西達也 あいたくてあいたくて 作者:たつや, みやにし 女子パウロ会 Amazon 独…

ウクライナの昔話

この冬目指すのは、電気の節約。とても暖かそうなふかふかの猫用ベットを見つけて足温用に使っています。にゃんこさん、ゴメンナサイ(。-人-。) 「わらのうし」(福音館書店 1998年9月発行) 文 内田莉莎子 絵ワレンチン・ゴルディチューク わらのうし―ウ…

うさぎのクリスマス絵本

来年はうさぎ年、うさぎにまつわる本を探していたら、王道の可愛らしいイラストを見つけました。 「うさぎにも クリスマスは くるかしら?」(バベルプレス 2012年12月) 詩 アイリーン・フィッシャー 絵 サラ・フォックス=デーヴィス 訳 田中妙美 う…

乙一さんのクリスマス絵本

街中のイルミネーションがきれいです。 「くつしたをかくせ」(光文社 2003年11月 初版) 文 乙一 絵 羽住都 くつしたをかくせ! 作者:乙一 光文社 Amazon 今日の絵本は乙一さんによるもの。 だいぶ前から名前はたびたび目にしますが、まだ作品を読んだ…

今も昔も健康第一

ワールドカップ、選手の皆さんがケガ無くベストを尽くせますように。 「 けんこうだいいち 」(学習研究社 1969年) 絵・文 マンロー・リーフ 訳 わたなべ しげお けんこうだいいち 作者:マンロー・リーフ 復刊ドットコム Amazon 本書は以前記事にした「…

スーダン共和国作家の絵本

山で採れた天然もののザクロをひとつ買いました。少し時間を置いてから真ん中あたりを割ってみると、照り輝いた深紅の粒々が賑やかに並んでいました。開いた瞬間に山の晩秋が心に飛び込んで来ました。 「火をぬすまれただちょう」(蝸牛社 1991年7月 初…

今日はいやいやえんです。

大金星!今朝は寝不足の方も多いのでは? 昨日冬のタイヤ交換に。いつもより早めですが、営業マンさんの「備えあれば…」の声がきっかけ。ドイツも日本にしっかり備えていれば?備えると侮る、似て非なる文字。 「いやいやえん」(福音館書店 1962年12…

馬好きな女の子の日記

今朝のTV番組で「推し疲れ」が話題に。最近よく耳にする言葉です。好きなものに対する向き合い方は人それぞれ、今日の主人公ペニーを参考にしてみては? 「ペニーの日記 読んじゃだめ」(偕成社 1997年1月 第1刷) 著者 ロビン・クライン 訳者 安藤紀…

ペンギンのこまりごと絵本

一段と寒くなりました。冬の訪れがすぐそこに。いつもの川辺に白鳥がやって来ました。 「ペンギンのこまりごと」(化学同人 2021年9月 第1刷) 作 ジョリ・ジョン 絵 レイン・スミス 訳 岡野 佳 ペンギンのこまりごと 作者:ジョリ・ジョン 化学同人 Am…

レモネードスタンドの絵本

レモン色って見ていると元気になります。 「しろさんのレモネードやさん」(吉備人出版 2018年6月 第1刷) 文 松崎雅美 絵 矢原由布子 発案 榮島四郎「レモンちゃん」 川口蒼「レモネードゆうえんち」 しろさんのレモネードやさん 作者:松﨑 雅美,矢原…

韓国のご家庭を訪問できる絵本

韓国といえば。私は今ならまずはBTSでしょうか。韓国料理も好きです。キムチに入っている韓国産の赤唐辛子は辛いのに甘味があってほんとうに美味しい。 「マンヒのいえ」(セーラー出版 1998年7月 第1刷) 絵と文 クォン・ユンドク 訳 みせ けい マン…

いちばん美しいクモの巣

一年以上ぶりに連絡をくださった方がいて、来週はその方の発表会を見に行きます。またお会いしたいと思っていたのでうれしい。 「いちばん美しいクモの巣」詩人が贈る絵本(みすず書房 2001年12月 発行) 文 アーシュラ・K・ル=グウィン 絵 ジェイム…

中国のむかしばなし

ふとテレビを見ていると、「今日何食べようって思ってるときが、しあわせだな~って思います」とCMで言ってました。同感です。何食べよう。 中国のむかしばなし「巨人グミヤーと太陽と月」(岩波書店 2000年1月第1刷)文 君島久子 絵 小野かおる 巨人…

ドミニカ共和国作家の絵本

昨夜しとしとと降っていた雨が今朝はすっきりと上がり、朝露が陽射しをうけてきらめいていました。 「鳥たちの木」(蝸牛社 1984年12月 第1刷) 文・絵 カンディド・ビド 訳 山本真梨子 鳥たちの木―ドミニカ共和国 (かたつむり文庫) 作者:カンディド・…

みんな大好きポテチの絵本

2019年のデータによると「日本国内で生産されるジャガイモの17.6%が、ポテトチップスに加工されている」そう。100グラムあたりのエネルギーは554カロリー! 「せかいで さいしょの ポットチップス」(BL出版 2018年5月 第1刷) 文 アン・ル…

どこかにある不思議な沼

今日は午後、以前から楽しみにしていたある方の講演会に行きます。どんなお話しが聴けるかワクワクしています。 「ソロ沼のものがたり」(岩波書店 2022年5月 第1刷)作者 舘野 鴻(たての ひろし) ソロ沼のものがたり 作者:舘野 鴻 岩波書店 Amazon …

キューバ作家の絵本

今週から一気に気温が下がる予報です。寒さでからだが固まってしまったときは、ダンスがいいかも。ラテン系なら尚更効き目がありそうです。 「シジュとふくろう」(蝸牛社 1984年12月 第1刷) 文 ミゲール・バーネット・ランツァ 絵 エンリケ・マルチ…

こどもによるこどものためのこどものひの絵本

「こどもの日」は世界各国にあります。日本や韓国は5月5日、スウェーデンは10月の第一月曜日。「国際子供の日」(6月1日)や「世界のこどもの日」(11月20日)も。 「やかましむら の こどもの日」(偕成社 1983年7月 第1刷) 作者 アストリッド…

世界で翻訳され続ける牛

あの「風と共に去りぬ」を上回り、アメリカで年間ナンバーワンのベストセラーになったこともある絵本です。 「はなのすきなうし」(岩波書店 1954年12月第1刷 2014年9月第60刷) 文 マンロー・リーフ 絵 ロバート・ローソン 訳 光吉夏弥 はな…

いつかは飼いたいドラゴンのトリセツ

火災保険、加入していますか。火を吐くタイプのドラゴンを迎えるなら必ず加入しなければなりません。できれば損害賠償保険も。 「ドラゴン 飼い方育て方」(原書房 2008年2月 第1刷) 著者 ジョン・トプセル(ジョーゼフ・ニグ) イラスト ダン・マロ…

落ち葉とどんぐりのハーモニー絵本

昨日はあちこちで、一昨日夜の皆既月食の話題で持ち切りでした。綺麗と言う人も、不気味と言う人も。感じ方はそれぞれですね。 「どんぐりちゃん」(星の環会 2012年3月第1刷) 文 アン・ドヒョン 絵 イ・ヘリ 訳 ゲ・イル どんぐりちゃん (いきものい…

パプアニューギニア作家の絵本

今日も晴れそう。日差しが温かいと気持ちがほぐれます。 「キコと愛犬べイク」(蝸牛社 1991年7月初版)文・絵マーロン・ケリナド 訳 アラキ・トキ まず野間国際絵本原画コンクールについて… 野間児童絵本原画コンクール(のちに野間国際絵本原画コンク…

笑えます、絵本「ゆかしたのワニ」

今日は「いい歯の日」。毎日の大切な習慣、健康のために欠かせないのはニンゲンだけではないみたい。 「ゆかしたのワニ」(福音館書店 2018年11月 月刊「こどものとも年中向き」発行 2022年5月「こどものとも絵本」第1刷) 文 ねじめ正一 絵 コ…

「絵の詩人」谷内六郎

朝晩冷えますね。こちらの表紙絵を見ていたら、震災被災地の岩手県大槌町にある「風の電話」を思い出しました。 「北風とぬりえ」(マドラ出版 2001年4月 第1刷) 著者 谷内六郎 本書の構成と内容は… 1.「六郎画集から」 谷内六郎の画集より選ばれた…

猫に翼があったなら

寒いけど、気持ち良い秋晴れ。落ち葉の季節になりました。今日は庭掃除日和です。 「空飛び猫」(講談社 1993年3月第1刷) 著者 アーシュラ・K・ル=グウィン 画家 S.D.シンドラー 訳者 村上春樹 表紙イラストにひとめぼれ… 4匹の翼の生えた子猫たち…

みんなの世界

先日の大きな事故のことで、「群衆がある程度密になると、冷静さが低下して自分たちでは制御不能になる」と専門家が述べられていました。 「みんなの世界」(岩波書店 1953年12月 第1刷) 文・絵 マンロー・リーフ 訳 光吉夏弥 どんな内容?… シンプ…

琉球語のひとつ与那国語の絵本

地元のローカルTV番組を見ていたら、私にとっては今も現役の方言が、過去の遺物「死語」であると話題になっていた。街頭インタビューで、若い人だけでなく私より上の世代の方たちも知らないと。え~! 「 ディラブディ 」(ひつじ書房 2022年5月 初版)…

図書館にライオン?

大きな動物が主人公の絵本だと、条件反射的に手に取ってしまいます。 「としょかんライオン」(岩崎書店 2007年4月第1刷)作 ミシェル・ヌードセン 絵 ケビン・ホークス 訳 福本友美子 どんなお話し… 強くて王様のイメージがあるライオンですが、この…

身につまされる「うっかり」絵本

先日も「うっかり」したばかり。目の前に準備していた帽子を忘れて外出し、気がついたときは取りに戻れない場所でした。 「 うっかりおじさん 」(朔北社 2019年8月 第1刷) 作 エマ・ヴィルケ 訳 きただい えりこ ユーモア満載絵本です… たぶん10年…

おとなっぽい絵本

朝方6時前に目が覚めましたが、外はまだ暗く寒いのもあってふたたび布団へ。二度寝してしまいました。 「よあけ」(福音館書店 1977年6月発行) 作・画 ユリ―・シュルヴィッツ 訳 瀬田貞二 どんな絵本でしょう… ここまで、30冊ほど様々な絵本を手に…