今週読んだ絵本です。

「とこやのザリガニータ」
作・絵:タツトミ カオ
(ひかりのくに 2024年4月 初版発行)
絵本の魅力のひとつは、どんなものでも主人公になれることじゃないだろうか。
今日の絵本の主人公は「ザリガニ」。しかも床屋さんをやっている。さらに、腕が良くて人気があるらしい。自前のハサミを駆使して、お客さんの要望にぴったりの髪型に仕上げる見事な腕前。
お客さんは、伸び放題のロングヘアーに悩むとうもろこしや、下駄を履いてやってきたちょんまげ希望のなす男子などなど。
みんなに愛される床屋さんのザリガニータですが、ある日、思いがけない出来事のために、大事な商売道具のハサミが片方取れてしまいます・・・
巻末に書かれた「作者のことば」には、ザリガニに対する愛情が感じられます。小学生だった息子さんが見つけてきた小さなザリガニを飼育していたことがあるそう。そのザリガニは片方のハサミがなかったそうです。本作は、そのザリガニの姿に励まされて作られた、20年前のデビュー作。
愉快な登場人物を、明るいパステルカラーのユーモア溢れるイラストで描いた楽しい絵本を読んでみませんか。
そうそう、ザリガニータには、かわいい弟子がいます。いつもザリガニータの隣にいる見習いサワガニッチのお茶目なやらかしにも注目してください。












