hon de honwaka

一期一会の本と日常のおはなし

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【日常のこと】祖母の親指

同世代の女性が数人集まると 必ず話題になる体のお悩み。 上から順に挙げると 髪の毛、目、耳、歯、肩、背骨、 手首、お腹、股関節、膝、踵などなど 先日もそんな時間がありました。 今回は手指について。 女性は尚更だそうですが ある程度の年齢になると 指…

【これは のみの ぴこ】”のみ”が主人公⁉

表紙絵の「のみ」見えますか。 「これは のみの ぴこ」 (サンリード 2008年11月 第19刷 ※初版は1979年) 作 谷川俊太郎 絵 和田誠 これはのみのぴこ 作者:谷川 俊太郎 サンリード Amazon どんな絵本… タイトルを見て思わず手に取った作品 あの…

【からすたろう】ハブられた男の子の話

今もむかしも、いつもどこかで。 「からすたろう」 (偕成社 1979年5月1刷 2008年6月59刷) 作・絵 八島太郎 からすたろう 作者:八島 太郎 偕成社 Amazon まず作者の紹介から… はじめに作者のプロフィールを紹介したい と思ったのは、この物語…

【ちいさなヒッポ】お母さんカバと一緒に。

カバは英語でHippoやHippopotamus 「ちいさな ヒッポ」 (偕成社 1983年12月 初版1刷) 作・絵 マーシャ・ブラウン 訳 内田莉莎子 ちいさなヒッポ (世界の絵本) 作者:マーシャ=ブラウン 偕成社 Amazon この絵本の魅力… 版画で描かれたカバの母子がと…

【ルピナスさん】小さなおばあさんのお話

ルピナスの別名はノボリフジ 「ルピナスさん 小さなおばあさんのお話」 (ほるぷ出版 1987年10月 第1刷) 作 バーバラ・クーニー 訳 掛川恭子 ルピナスさん―小さなおばあさんのお話 作者:バーバラ クーニー ほるぷ出版 Amazon どんなお話… 「ルピナス…

【日常のこと】深夜の長電話

10代20代のころは 親にいい加減にしなさいと言われるほど 長い電話をしたことがありますが 最近はラインかメールのやり取りがほとんど。 そんな日常ですが、たまに、 ほんとにごくたま~に、 盆暮れの頻度で電話をくれる友人Rちゃん。 地元学校の一学年…

【ねっこぼっこ】100年愛される古典絵本

「ねっこぼっこ」って何? 「ねっこぼっこ」 (平凡社 2005年4月 初版第1刷) 作 ジビュレ・フォン・オルファ―ス 訳 秦 理絵子 ねっこぼっこ 作者:ジビュレ・フォン オルファース 平凡社 Amazon どんな絵本… 原作はドイツで1906年に出版されました…

【うに】あの”ウニ”の絵本です。

美味しいだけじゃない「うに」のお話。 「うに とげとげ いきもの きたむらさきうにの ひみつ」 海のナンジャコリャーズ③ (仮説社 2022年10月 初版1刷) 作 吾妻行雄 作 青木優和 絵 畑中富美子 うに: とげとげいきもの きたむらさきうにの ひみつ (…

【シーソー】ちょっと不思議な小さいクマの話

自称「クマ」だけど? 「シーソー」 (ランダムハウス講談社 2007年12月 第1刷) 作 ティモ・パルヴェラ 絵 ヴィルビ・タルヴィティエ 訳 古市真由美 シーソー 作者:ティモ パルヴェラ 武田ランダムハウスジャパン Amazon どんなストーリー… ひとりぼ…

【世界でいちばんすばらしいもの】大切なものは目の前に。

すぐそばにあるものって意外と気がつかない。 「世界でいちばんすばらしいもの」 (BL出版 2015年5月 第1刷) 文 ヴィヴィアン・フレンチ 絵 アンジェラ・バレット 訳 石井睦美 世界でいちばんすばらしいもの 作者:ヴィヴィアン フレンチ BL出版 Amazo…

【日常のこと】労働保険の用紙に思ったこと

数日続く曇り空と雨音。 だんだん晴天が見たくなってきました。 さて、毎年この時期になると会社に送られてくる 緑色の封筒。 「労働保険料・一般拠出金 申告書在中」 私が初めてこの封筒を手にしたのは 20年以上前になります。 それから今まで、申告書の様…

【天の火をぬすんだウサギ】ウサギが選ばれたワケは。

なぜ、火ができたか、知ってます? 「天の火をぬすんだウサギ」 (評論社 昭和62年11月初版) 作 ジョアンナ・トゥロートン 訳 山口文生 天の火をぬすんだウサギ (評論社の児童図書館・絵本の部屋) 作者:ジョアンナ・トゥロートン,Joanna Troughton 評論…

【海へさがしに】フロリダ州のベロ・ビーチにて

作者が住んでいた家の通りの名前はビーチコウマー 「海へさがしに」 (福音館書店 2002年4月発行) 作 デブラ・フレイジャー 訳 井上荒野 海へさがしに (福音館のかがくのほん) 作者:デブラ フレイジャー 福音館書店 Amazon どんな絵本… 1998年に発…

【しおちゃん と こしょうちゃん】ふたごの子猫のお話。

ふたりはいつも一緒です。 「しおちゃん と こしょうちゃん」 (福音館書店 1993年4月月刊「こどものとも年中向き」発行 2016年2月「こどものとも絵本」 第1刷) 作 ルース・エインズワース 絵・訳 河本祥子 読んであげるなら 3才から 自分で読…

【空からふってきたおくりもの】見つけたのは虫たち

リアルだけどシルクハットが似合う虫です。 「空からふってきたおくりもの」 (化学同人 2022年11月 初版第1刷) 作 テリー・ファン&エリック・ファン 訳 よしい かずみ 空からふってきたおくりもの 作者:テリー・ファン,エリック・ファン 化学同人 …

【日常のこと】フクロウ好きもそうでない方も

一度は見ていただきたい場所です。 (入口前も木彫りや石造りのフクロウがお出迎え) ハリーポッターと言えば? 何を思い浮かべますか。 魔法学校?空飛ぶ箒? ハリーのメガネ?屋敷しもべ妖精? 動物好きの私は なんと言ってもフクロウのヘドウィグ。 最終…

「おおきな木」原題はTHE GIVING TREE

まさに「与える木」のお話です。 「おおきな木」 (あすなろ書房 2010年9月 初版) 作者 シェル・シルヴァスタイン 訳者 村上春樹 おおきな木 作者:シェル・シルヴァスタイン あすなろ書房 Amazon まず本書の背景について… 原作は1964年、前述の通…

【ウェン王子とトラ】母トラの気持ち

母の愛と哀しみと。 「ウェン王子とトラ」 (徳間書店 2007年6月 初版) 作・絵 チェン・ジャンホン 訳 平岡敦 ウェン王子とトラ 作者:チェン ジャンホン 徳間書店 Amazon どんな絵本… まず迫力のあるイラストが目を引きます。 中国の水墨画を彷彿とさ…

【すいかのたね】食べる派食べない派?

私はたまたま食べちゃう派。 「すいかのたね」 (こぐま社 2021年6月 第1刷) 作 グレッグ・ピゾーリ 訳 みやさか ひろみ(宮坂 宏美) すいかのたね 作者:グレッグ・ピゾーリ こぐま社 Amazon どんなお話… スイカの美味しい季節が近づいてきました。 …

【すなはまのバレリーナ】思いを貫いて。

美しさと厳しさと。 「すなはまのバレリーナ エリアナ・パヴロバのおくりもの」 (のら書店 2022年8月 初版) 文 川島京子 絵 ささめやゆき すなはまのバレリーナ 作者:川島京子 のら書店 Amazon どんな絵本… 巻末に添えられた作者のあとがき 「三人の…

【日常のこと】ゴーーーーーーー

先日、地元で初めて開催された 市主催のハーフマラソン大会に ボランティアとして参加しました。 およそ4500人のランナーが全国各地から集合し 賑やかな大会になりました。 活動内容は競技場内、スタート前の ランナーたちの集まるブロックでの案内係。 …

「しっぽのつり」日本の民話

きつね VS かわうそ は如何に? 「しっぽのつり」幼児みんわ絵本 (ほるぷ出版 1984年11月 初版) 文 水谷章三 絵 松谷春男 しっぽのつり (日本みんわ絵本) 作者:水谷 章三 ほるぷ出版 Amazon どんなお話… みなさんもどこかで似たようなお話を 聞いた…