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一期一会の本と日常のおはなし

鳥の絵本

【アアウをとってこい】ミクロネシアのむかしばなし

アアウってなんでしょう? 「アアウをとってこい」ミクロネシアのむかしばなし (BL出版 2023年6月10日 第1刷) 文/秋野癸巨矢(あきのきくし) 絵/秋野不矩(あきのふく) アアウをとってこい 作者:秋野癸巨矢 ビーエル出版 Amazon どんな絵本… …

【アーノルド・ローベルの へんてこな とりたち】飛べるのかな?

これが1971年に発表された作品だなんて。 「アーノルド・ローベルの へんてこな とりたち」 (好学社 2023年4月18日 第1刷発行) 作/アーノルド・ローベル 訳/こみや ゆう アーノルド・ローベルの へんてこな とりたち 作者:アーノルド・ロー…

【ぼくだってとべるんだ】ペンギンの子の願いは叶う?

飛び方もいろいろあります。 「ぼくだってとべるんだ」 (ひさかたチャイルド 2020年4月第1刷発行) 作・絵 フィフィ・クオ 訳 まえざわ あきえ ぼくだってとべるんだ (ペンギン×子育て×どうぶつ【2歳・3歳・4歳からの絵本】) (海外×親子×どうぶつ【2…

【とんでいく】同じものでも見方によって

いつの間にか染み付いていた固定観念をばっさり⁉ 「とんでいく」 (福音館書店 2000年11月1日 月刊「こどものとも」発行 2020年4月5日 「こどものとも絵本」第1刷) 作 風木一人(かぜきかずひと) 絵 岡崎 立(おかざきりゅう) とんでいく (…

【はじまりのはな】渡り鳥ローザの秋から春の絵本

春は旅立ちのとき。 「はじまりのはな」 THE FOREVER FLOWERS (くもん出版 2014年9月 初版第1刷) 文 マイケル・J・ローゼン 絵 ソーニャ・ダイノウスキ 訳 蜂飼耳 はじまりのはな 作者:マイケル・J. ローゼン くもん出版 Amazon この絵本は… 絵本と…

【はいたかのふゆ】版画集のような絵本

強く美しい野生の生きものたち。 「はいたかのふゆ」 極寒に生きる生きものたち (2002年1月 初版第1刷) 作・絵 手島圭三郎 どんな物語… 厳しくも美しい極寒の地で 獲物を狙うハイタカを主人公に 生きものたちの 命を懸けた生きる姿が描かれています…

【したきりすずめのクリスマス】三浦綾子さんのクリスマス絵本

日本の昔話、しばらく遠ざかっていましたが、また読んでみたい気持ちになりました。 「したきりすずめのクリスマス」 (ホームスクーリング・ビジョン 2008年12月初版) 文 三浦綾子 絵 みなみ ななみ 英文 アーデン・ルイス したきりすずめのクリスマ…

スーダン共和国作家の絵本

山で採れた天然もののザクロをひとつ買いました。少し時間を置いてから真ん中あたりを割ってみると、照り輝いた深紅の粒々が賑やかに並んでいました。開いた瞬間に山の晩秋が心に飛び込んで来ました。 「火をぬすまれただちょう」(蝸牛社 1991年7月 初…

ペンギンのこまりごと絵本

一段と寒くなりました。冬の訪れがすぐそこに。いつもの川辺に白鳥がやって来ました。 「ペンギンのこまりごと」(化学同人 2021年9月 第1刷) 作 ジョリ・ジョン 絵 レイン・スミス 訳 岡野 佳 ペンギンのこまりごと 作者:ジョリ・ジョン 化学同人 Am…

ドミニカ共和国作家の絵本

昨夜しとしとと降っていた雨が今朝はすっきりと上がり、朝露が陽射しをうけてきらめいていました。 「鳥たちの木」(蝸牛社 1984年12月 第1刷) 文・絵 カンディド・ビド 訳 山本真梨子 鳥たちの木―ドミニカ共和国 (かたつむり文庫) 作者:カンディド・…

キューバ作家の絵本

今週から一気に気温が下がる予報です。寒さでからだが固まってしまったときは、ダンスがいいかも。ラテン系なら尚更効き目がありそうです。 「シジュとふくろう」(蝸牛社 1984年12月 第1刷) 文 ミゲール・バーネット・ランツァ 絵 エンリケ・マルチ…

童話「きんいろのカラス」

日を追うごとに冬が近づいています。植物たちも休息の時期に入ったようです。 「 きんいろのカラス 」( 偕成社 1969年9月第1刷 ) 著者 いぬいとみこ 画家 朝倉摂 まず読んで感じたことを… 生きるということは、厳しいことです。 平和のなかにいると…

橙色の輝く羽毛

久しぶりの秋晴れ。朝日に映える金色の稲穂が美しい、収穫の季節でもあります。黄色も橙色も金色も、幸運を呼ぶ色。 「 ひよこのアーサーがきえた! 」( 文化出版局 2010年11月 第1刷 ) 著者 ナサニエル・ベンチリー 絵 アーノルド・ローベル 訳 福…