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一期一会の本と日常のおはなし

いつかは飼いたいドラゴンのトリセツ

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火災保険、加入していますか。火を吐くタイプのドラゴンを迎えるなら必ず加入しなければなりません。できれば損害賠償保険も。

「ドラゴン 飼い方育て方」(原書房 2008年2月 第1刷) 著者 ジョン・トプセル(ジョーゼフ・ニグ)  イラスト ダン・マローン  訳者 神戸万知

どんな本…

ハリーポッター」と言えば?

「ドラゴン」を思い浮かべる方も多いはず。ファンタジー物語に出てくる生きものの中でも、その勇姿、大きな翼、無敵の強さ賢さと、他に類を見ない魅力があります。

 

なんと本書では、その「ドラゴン」の飼い方育て方を、本気で解説しています。

しかも、作者はドラゴンを飼育しているとのこと!

 

ドラゴンにこんなに種類があるとは知らなかった。頭が沢山あったり、飛ばないドラゴンも。大きさもニワトリくらいから空を覆いつくすほどと様々。どのドラゴンを飼うことにするか、まずは決めねばなりません。

 

その前に必要なのは、ドラゴンを飼う覚悟があるかどうか。

ドラゴンは通常何百年も生きるので、自分亡き後のドラゴンの身の振り方もちゃんと考えなければならないのです。

飼い方育て方のポイントは…

ドラゴンを迎える覚悟が決まったら、住環境の準備をしましょう。

卵から孵化させるのか、子ドラゴンを迎えるのか、大人のドラゴンなのかでも準備の仕方は変わってきます。

もともとは肉食のドラゴンですが、牛や馬や羊を毎日用意するのは現実的でないことから、ビタミンDとカルシウムの不足に注意した今風の栄養食を摂ることになります。よかったですね、毎日牛は用意できないし、食べられるところを見るのはキツイ。

 

幼いドラゴンには、トイレのしつけも大切です。こちらは、ワンちゃんやネコちゃんを飼ったことがある方なら、やり方は似ているので教えやすそうです。

 

一番大切なコミュニケーションの取り方も、詳しく解説されています。なんといっても相手はドラゴンですから、ちょっとじゃれたつもりでも大けがに繋がることも。実際作者は飼いドラゴンがたまたま伸ばした爪に引っ掛かれて、腕を大けがしたとか。この部分の解説は、じっくり繰り返し読みましょう。

本書の見どころ…

各ページ、ドラゴンのイラストがふんだんに盛り込まれています。

さすが作者は飼育しているだけあって、そのイラストはリアルなだけでなくドラゴンのお茶目な可愛さも見てとれます。

ドラゴンの品種ごとに、人間との大きさの比較図もありますので、ドラゴンを選ぶときの参考になります。

著者について…

20年以上、幻獣について研究し執筆。ジョン・トプセルはジョーゼフ・ニグのペンネーム。これまでの作品に「グリフィンの書」「想像上の動物の書」など。

 

赤ちゃんドラゴンのベビーフードには「はちみつケーキ」を使用します。まずは味見してみようかな?