数日続く曇り空と雨音。
だんだん晴天が見たくなってきました。
さて、毎年この時期になると会社に送られてくる
緑色の封筒。
「労働保険料・一般拠出金 申告書在中」
私が初めてこの封筒を手にしたのは
20年以上前になります。
それから今まで、申告書の様式は同じ形。
A4サイズに近い大きさなのですが
微妙に縦が長く横が狭い。
なぜ?なぜA4ピッタリじゃないの?
申告書の下部に付いている納付書の上下に
「切りはなさないで下さい。」とか
「ここから切りはなして下さい。」
と赤字で指示が記入されていて
うっかりミスは許されないと
毎回プレッシャーに感じたり。
(写真は記入例です)
そんなことで、この申告書は
いつからはじまって
どなたがこの様式を考えたのかなと
年一回手に取るたびに思っていました。
ロングセラーの定番商品みたいに
毎回変化なく届く申告書だったのですが
今年はちょっとだけ
変更になってる部分がありました。
令和4年度は年の前半後半で
雇用保険の料率が改定なったため
料率ごとの計算が必要になったためです。
(もちろん雇用保険は値上げです。
しずしずといつのまにかこんなに?
って感じで高くなりました。)
パート勤めの友だちが
勤務時間が減ったのに
雇用保険が増えている!と怒ってました。
ですよね、なんか一方的だなぁ。
さて今日の本題はここからで。
この申告書には合計額を求めやすいように
月別の労働保険料を集計するための用紙が
添付されています。
A3サイズの表形式。
こちらも毎度馴染みの集計表です。
今回は年途中の料率改定により少々複雑に。
珍しく変化がありました。
いつもはひとつの記入欄が
ふたつに分かれています。
計算式欄には、前期後期各々の
小数点以下金額の処理について
小さ〜く注意点が書き込まれていました。
これが本当に小さくて
私はメガネがなければ蟻さんの行進状態です。
目を凝らして読んでみるとそこには
※①欄の(イ)と(ヘ)の額、(ロ)と(ト)の額がそれぞれ同額であり、かつ、③欄の(二)+(ホ)と(ヌ)+(ル)の各々の小数点以下を足した結果、一円以上となる場合にのみ、その端数を切り上げた額を(ヲ)に記入してください。
と書かれていました。
これは…算数の問題?
ふたたび、どなたが考えたのかしら?と
新たな疑問が湧き起こりました。
長らくお付き合いしてきましたが
この作業に私が携わるのは今回が最後
たぶんこの疑問は、ずっと謎のまま。
でも、この古式ゆかしい申告書が
あとどのくらいしたら変化するのかしないのか
ある日突然に
「来年から皆んな電子申請ね。」なんて
ときの大臣さんに言い渡されるのか
日本の未来を知りたい気もします。