hon de honwaka

一期一会の本と日常のおはなし

【スピン第2号】創業140周年記念雑誌

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今日はおすすめの雑誌を。

「スピン 第2号」

文藝2022年冬季号増刊 

河出書房新社

きっかけは…

先日電車で1時間の街へ出かけ

手帳を買いに本屋さんへ。

あちこち見ていたら、棚に並んだ

雑誌の表紙が目に止まりました。

 

はてなブログのブロガーさんの記事で

紹介されていた雑誌です。

 

そのブロガーさんは

お気に入りの作家さんが寄稿しているので

定期購読していると。

どんな雑誌…

表紙に添えられている言葉が

日常に「読書」の「栞」を

 

そして

言葉の外側へ、言葉で。

 

かっこいい。

 

高いのかな?と思いつつ裏表紙の

値段を見たら税込330円、安い。

 

本屋さんのポップには

人気雑誌なので

お一人一冊まででお願いします

 

あまり深く考えず

中身を確認もせず購入しました。

読んでみると…

帰りの電車の中で、パラパラと

めくって目次を見ると。

あれれ。

7人の作家さんの連載小説が

みんな「第二回」

あー。

何度見ても「第二回」

むー、うーむ。

そうか、第2号、ですよね。

 

途中から読むってどうなの?

やったことないなぁ。

 

少し悩みましたが

まず前述のブロガーさんお気に入りの

作家さん小説第二回を読むことに。

   

各駅停車の電車で揺られながら

3駅ぶんくらいで読み終わり。

 

最初から読んでいないので

大丈夫なような気もするし

そうでないような気もします。

 

とりあえず何かヒントはないかなと

またペラペラとめくり。

本の中身は…

もくじをみると

新連載第一回が一作(第一回あった!)

短編一作(読み切りあったあった!)

連載小説第二回なのは7人の作家さん(現在の懸案事項)

ほかに、ショートショート、エッセイ

特別寄稿二作、追悼文、紙の話、詩歌の話

本の話、連載書評が2人の作家さん

連載エッセイ、コラム…

税込330円のなかに盛りだくさんです。

 

この雑誌「スピン/spin」は

河出書房新社 

創業140周年記念の雑誌で

合計16号限定の年4回の季刊誌とあります。

 

雑誌名の名付け親は恩田陸さん。

「スピン」は「回転」を意味しますが、書籍の専門用語で本に付いている「栞」の紐も「スピン」と呼びます。忙しなく流れる日常に「栞」のように挟まり、読者の日々に少しの「回転・変化」をもたらす雑誌を目指します。

と書かれていました。

ますますかっこいい。

 

内容だけでなく

本の「紙」にもこだわっています。

毎号違う「紙」を使用する予定で

今回第2号の表紙の紙は羊皮紙(水)

目次の紙は羊皮紙(しろ桜)を使用。

うれしい発見も…

まだ全部は読んでいませんが

連載書評

絶版本書店・手に入りにくいけどすごい本」

の今回の書き手の作家さんに

酒井駒子さんの名前を見つけたときは

うれしくなりました。

先月記事にした絵本「ゆきがやんだら」の作家さんです。

この絵本を読んで素敵だなと思ったばかり。

酒井駒子さんが子どもの頃に読んで

忘れられない一冊が取り上げられています。

ところでどうしたらよいものかと思っていた

連載小説第二回の件について。

編集後記にこんな言葉を見つけました。

「…(書くと長くなるので省きますが、熟考の末、連載に「あらすじ」はつけておりません)。…」

とのこと。

 

書店に問い合わせたところ

第1号は完売、重版の予定はないそうです。

念のためネットショップを検索したら

高額のプレミア価格で扱われてはいました…

そこまでは…

 

そうですか~編集者さん

あらすじ無しの理由は想像つきませんが

とりあえず第二話から読んでみます。

 

スピン第2号はまだ定価で入手可能です。

途中からでもいけるのかいけないのか。

いかがですか、まだ読んでいない方

一緒に第二話から読んでみません?

税込330円はお値段以上だと思います。

 

tokinoakari.hatenablog.com