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一期一会の本と日常のおはなし

【あなたが うまれた ひ】地球は46億年前

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あなたが生まれた日は?

「あなたが うまれた ひ」

福音館のかがくのほん 

幼児から

福音館書店 1999年11月25日発行)

作 デブラ・フレイジャー  

訳 井上荒野

読むきっかけは…

先日記事にしたこの作品「海へさがしに」

tokinoakari.hatenablog.com

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読んだ感想を…

あなたが生まれた日

地球では何が起きていたでしょう。

 

トナカイやアジサシやクジラや…

地球上の動物たちから動物たちへ

あなたが生まれることが

素晴らしいニュースとなって

世界中に伝えられました。

 

みんながその瞬間を待ち望んでいたのです。

 

朝日も

引力も

太陽の火も

海も森も

この世界の全てが

あなたの生まれる日を祝福していました。

 

そんな喜びに満ち溢れた日が

あなたの生まれた日です。

 

「あなた」は

毎日どこかで生まれている、あなた。

 

私たちは

いつも地球に祝福されているのです。

本書巻末の「もっと知りたい人へ」より…

この絵本には巻末に、本文の中で

「あなた」の誕生を祝った事物について

詳しい解説が添えられています。

 

その項目は

「旅する動物たち」

「回る地球」

「引力と地球」

「燃える太陽」

「輝く月」

「きらめく北極星

「潮の満ち引き」

「雨がふるわけ」

「木々の仕事」

「大気の役割」

 

当たり前のように存在しているそれらが

どれほど人間と大切な関わりを持っているか

その一端を、わかりやすい言葉で丁寧に解説。

 

その中のひとつを抜粋します。

 

「木々の仕事」

……

 毎日、木々は大量の二酸化炭素をすいこみ、酸素をはきだしています。わたしたちは呼吸によって、酸素をすいこみ二酸化炭素をはきだしていますから、木と人間とは、つねに空気を交換しあっていることになります。

 よくしげった森では、約1000平方mにつき1年で約1トンの酸素がつくられます。これは、1年間に4~5人が吸う酸素の量にあたります。地球という惑星上のすべての人間と動物に酸素をめぐみつづけるために、どれほど広い森や林が必要かがわかるでしょう。

私はそんなに酸素を吸っていたのか。。。

自分のこと、最も大切なことなのに

それさえよくわかっていませんでした。

木々に感謝、地球に感謝です。