hon de honwaka

一期一会の本と日常のおはなし

【日常のこと】GWに見たオススメ映画

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先週のGW、皆さんはどんなふうにお過ごしでしたか。

 

私は気になるタイトルの映画が上映されていたので

久しぶりに地元の小さな映画館へ行きました。

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見たのは丘の上の本屋さん

mimosafilms.com

イタリアの小さな村の本屋さんを巡る人間模様

 

古書店の老店主リベロさんと

アフリカ移民の少年エシエンくんの

本にまつわる心温まる

そしてちょっと切ない交流と

 

書店を訪れるユニークで魅力的な

お客さんたちのお話です。

 

イタリア…コロナ前

海外旅行格安ツアーを妄想していましたが

それも遠い夢となった今

旅行気分を味わいたいと思い立ちました。

 

物語は

イタリアで最も美しい村のひとつと言われる

チヴィテッラ・デル・トロントを舞台にした

小さな村の静かなどこにでもありそうな営み。

(でもイタリアなので何もかもオシャレにみえます。)

 

その小さな世界を豊かに彩るのは登場する本たちです。

 

古書店リベロさんが少年エシエンくんに

お薦めの本を貸すところから物語ははじまります。

 

つぎつぎ借りた本を読破するエシエンくんと

老店主リベロさんのやりとりが微笑ましい。

 

そのなかに、小さな宝石のように

キラキラした気持ちになるエピソードが

さりげなく詰め込まれています。

 

私が心惹かれたのは

「公園のベンチに座ったエシエンくんの音読」

「風変りなお客さんがリベロさんとのやりとりで

さりげなく呟く格言・名言」

古書店のとなりのカフェのスイーツ

特に教授が食べていた出来立てサクサクのパイみたいなお菓子

などなど。

www.youtube.com

この映画、古書店の中と外、少年が本を読む公園

主な場面はこの2か所だけ

 

でもきっと本好きの方にとっては

紹介される本のリストのタイトルを見ただけで

いろんなところに、大海原から宇宙まで

一瞬で飛んでいけそうです。

 

本を読めば

どこよりも遠く、どこよりも深いところに

行くことができます。

 

ところでこの映画の原題は

「IL DIRITTO ALLA FELICITA」

日本語で「幸せになる権利」。

最後にリベロさんがエシエンくんに手渡したのは

移民であるエシエンくんに最も伝えたい

「幸せになる権利」が書かれている本でした。

 

日本にいると自由に本を読めるのは当たり前ですが

そうでない国もたくさんあります。

「幸せになる権利」

この言葉を知ることができない人も

言葉の意味を知ってそうなることを

切望している人も同じ地球に。

 

こちらのサイトは

リベロさんを演じた俳優さんのインタビュー記事です。

screenonline.jp

おしまいに

リベロさんのブックリストから一部をご紹介します。

ピノッキオの冒険」「イソップ物語

星の王子さま」「白鯨」などなど。

詳しくは下記のオフィシャルサイトで。

本好きの著名な方々のお薦め本も掲載されています。

映画『丘の上の本屋さん』オフィシャルサイト