hon de honwaka

一期一会の本と日常のおはなし

年始めに心に残った言葉について

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おはようございます。

1月早くも8日過ぎました。

 

日常で感じたことも

今年は書いてみたいと思います。

 

今日はこのお正月、心に残った言葉のお話を。

しばらく疎遠になっていた叔母から

年始早々に着信がありました。

 

このごろは、親戚からの連絡があると

「何事か!」と身構えてしまいますが

さにあらず、年始の挨拶の電話でした。

 

久しぶりのお声は

お話しの仕方が少しゆっくりになったようですが

明るい調子で相変わらずのご様子。

 

けれどちょっと大変だったみたい。

昨年の秋は腰痛がひどくなり

2カ月近く寝て過ごしたとのこと

 

恥ずかしながら…と

オシメを使ったこと

トイレに行きたくないために

食事をあまりとらなかったら

体重が38㎏になったこと

 

ようやく回復し

先月15日に82歳を迎えたこと

息子さんのことや娘さんのこと等等

時々笑いを交えながらお話しされました。

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そんな叔母が会話のなかでふと漏らした言葉が

「早いね~」と「長かったな~」

 

ご主人(私から見ると叔父)は

持病があり長く通院生活

たびたびの入退院を繰り返していました。

徐々に病状が悪化して一昨年亡くなるまで

叔母の看病介護は10年以上あったかと思います。

 

「早いね」~と「長かったな~」

 

「早いね~」は叔母が自らの82年の

人生を振り返り感慨深げに漏れ出た言葉

 

「長かったな~」は叔父を介護した日々へ

背負っていた重い荷物をようやく降ろしたように出た言葉

ほんの10分ほどの会話のなかでしたが

同じひとりのひと、叔母の口から出てきた

相反する「早い」と「長い」

どちらにも時間の流れの重みが込められていました。

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普段気丈な方なので、弱音は滅多に聞かないのですが

病み上がりだったこともあってか

「あとどれくらい生きられるんだか」とも。

 

このくらいの年齢の方から幾度となく耳にした言葉。

体調が不安定な時はいろいろ考えてしまいます。

 

「あと20年ありますよー」と言ったら

「息子にイヤがられるー」と言いながら、まんざらでもない声色。

 

好きなものをいっぱい食べて体力をつけて

どうぞご自愛ください。

年の始まりは

普段疎遠になってしまっている方と

連絡を取り合える良いきっかけになるとき

でもありますね。