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一期一会の本と日常のおはなし

尾崎といえば?

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今日はマンガの本を。すっかり遠のいてしまったコミックの世界、沢山あって、こうなってしまうと何を読んでいいのかわからない。そんなとき、マンガ通の友だちがお薦めの作品を貸してくれました。

「ツイステッド・シスターズ」(講談社 2021年12月 第1刷)著者 山下和美

 

 

どんなストーリー…

まず目に入ったのは帯のコメント、「是枝裕和氏、西野七瀬氏など各界から絶賛の声!」…知らないジャンルだとこういうのに弱い。パルム・ドール受賞の日本を代表する映画監督や、演技に定評のある乃木坂46出身の女優さんの推薦とは、きっと面白いに違いない⁈

 

さて、読んでみます。

 

なんと100歳のお父さんが危篤!

存在も知らなかった異母姉妹20歳の妹からの連絡に、75歳、60歳、45歳の、それぞれ母の異なる姉妹が父の今際の際に集合します。

ずっと疎遠だった姉たち三姉妹は、なにやら理由ありのようです。

 

荒唐無稽じゃない100歳。最近知人から、知人の友人の再婚相手の方が100歳で旅立たれたと聞いたばかり。90代でも現役バリバリで仕事をしてたとか。マンガの世界も現実も高齢化が進んでます。

 

お父さんが病床で最後の力を振り絞って放った言葉は、「山県有朋、許すまじ…」

 

聞いたことはあるけれど、誰でしたっけ?

私も主人公のひとり三女の理華子と一緒にググりそうになりました。

 

そして、お父さんは無事にお亡くなりになり、残された遺言により四姉妹+もうひとりは、古くて立派な洋館で共同生活することに…

わたしのみどころは…

ところどころに小ネタ的に出てくる世代間のギャップが楽しいです。「尾崎」と言えばだれを想像しますか。私はジャンボか豊でした。

 

それぞれ何かしらかの問題を抱えているけれど、パワフルで個性豊かな姉妹たちの毒舌満載。それぞれが思ったことをため込まず言いたい放題ですっきりの、わちゃわちゃホームコメディです。

難しいことは考えずに笑っちゃいましょう。気楽に読めて元気になるストーリーです。

ちなみに、このお父さん、なかなかしぶとい、姉妹が心配で成仏したくないと、第2巻では幽霊になって登場します。

第3巻は2022年冬ごろ発売予定です。

 

私がまだマンガを読んでいたころから活躍している著者。「天才 柳沢教授の生活」は読んだことがあったかな。そのころから絵柄も変わっていないような。

ウィキペディアを見てみると、1959年北海道生まれ。作品「ランド」で、第25回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞されています。全然知りませんでした。やはりマンガ界との空白期間の大きさを実感。今度TUTAYAで借りて読んでみたいです。

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