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一期一会の本と日常のおはなし

【こいのぼりじま】鯉のぼりの日常って?

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こどもの日が過ぎると、鯉のぼりはどこへ?

「こいのぼりじま」

福音館書店 

2013年5月 月刊「こどものとも」発行 

2018年4月 第1刷) 

さく こさかまさみ  

え かつらこ

どんな絵本…

考えたこともなかったけど

5月5日こどもの日の仕事を終えた鯉のぼり

その後は何をしているのでしょう。

 

主人公のたけしくんは

家々からいなくなった鯉のぼりの行方が気になって

お母さんにたずねます。

 

お母さんから「どこかの島に住んでいるのかも」と

教えてもらったたけしくん。

自分も行ってみたいと思っていると、その夜…

 

鯉のぼりがいっぱいの明るく楽しいお話です。

 

イラストの鯉のぼりたちが

元気に空を泳ぐ姿やのびのびと寛ぐ情景が

明るいお話にピッタリ。

 

生き生きとした筆づかいと

カラフルでにぎやかな色合いで

愉快に躍動感いっぱいに描かれています。

 

くっきりとした色のお父さん鯉のぼり

美しい朱色に染まったお母さん鯉のぼり

そして鮮やかなオレンジピンク

可愛い子ども鯉のぼりたちの絵を

眺めていると自然に元気が出てきます。

 

途中たけしくんと子ども鯉のぼりたちの

ちょっとした冒険も盛り込まれ

ドキドキワクワクしながら読むことに。

 

私の見どころイチオシは

なんと言っても鯉のぼりたちのお顔です。

さすが鯉のぼり

いつもお口がまん丸に開いています。

ずらりと並んだ鯉のぼりたちの

お口の開き具合に注目です。

ちょっと離れ気味のお目目も愛嬌たっぷり。

それを見ているだけでも楽しくなってしまいます。

 

5月も半ばとなりました。

あちこちで子どもの健やかな成長を願い

一生懸命はためいていた鯉のぼりたち。

 

今頃はたくさんの鯉のぼりたちが

こいのぼりじま」で

羽、いえいえ鱗を休ませていることでしょう。