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一期一会の本と日常のおはなし

【うさぎのぴょんのクリスマス】ぬいぐるみが迎えるクリスマス絵本

今朝方は雪の予報でしたが冷たい雨が降りました。

「うさぎのぴょんのクリスマス」(徳間書店 2004年10月 初版) 作・絵 ハロルド・ジョーンズ  訳 早川敦子

 

 

せっかくの12月なので、クリスマスの本を続けて読んでみたいと思っています。

 

この絵本のサイズは22㎝、32ページと小ぶりです。

上部3/4にイラストが、下部1/4に簡単な文章。文字が読めない小さなお子さんでもひとりで絵を眺めて楽しめそうです。

動物が好きで、繊細で細やかな優しい絵が好きな方におすすめの一冊です。

どんな内容…

主人公はうさぎのぬいぐるみのぴょん。

物語はクリスマスイブの朝から始まります。

外に出たぴょんは、雪で足が濡れ冷たくなってしまいます。

急ぎ家の中に戻ると、部屋はクリスマスの飾り付けと贈り物で賑やか。

 

夜になり子どもたちが寝静まると、窓から小人たちが数人入ってきて、靴下にプレゼントを入れていきます。

その様子を見ていたぴょんを、小人たちは手を繋ぎ連れ出すと、一緒に空を飛んで空中に浮かびトナカイソリで待つサンタクロースの元へ。

 

サンタクロースにほしいプレゼントを聞かれたぴょんは、素敵なお願いをします…

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本書の魅力は…

赤いベストに黄色の服を着たぬいぐるみの白うさぎ「ぴょん」と、森に住む友だちの動物たちが過ごすクリスマスの光景が、とても楽しそう。

踊ったりプレゼントの木の実を食べたり、見ていて温かな気持ちになります。

 

そして、家に戻ったぴょんにもクリスマスプレゼントが。

子どもたちの愛のこもったプレゼントは、いったい何だと思います?

 

1983年に制作された本書の原題はいたってシンプルな「A HAPPY CHRISTMAS」ですが、日本語のタイトル「うさぎのぴょんのクリスマス」がぴったりな物語です。

 

著者のプロフィール…

著者のハロルド・ジョーンズさん(1904~1992年)は、イギリス・ロンドン生まれの画家、版画家、製版画家。

評論家のブライアン・アルダーソンは著者を「おそらくその時代で最も独創的な児童書イラストレーター」と呼びました。

 

イリアム・ブレイクやルイス・キャロルオスカー・ワイルドなど多くの作家の作品の挿絵やブックデザインを手がけています。

その生涯で8冊だけ、自作の絵本も遺しています。本書はその中の1冊。

国際アンデルセン賞のオナーリストに推薦されたほか、アメリカ図書館協会賞を受賞しています。

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