hon de honwaka

一期一会の本と日常のおはなし

答えに正解はありません

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今朝テキトーに淹れたコーヒーが、思いのほか美味しかった。それだけでシアワセ。

今日選んだ本は、

「 3・4・5歳のこどもの『なんで?』早引き事典 」( 主婦の友社 2021年5月第1刷発行 )

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質問期の「なんで?」…

こどもの好奇心いっぱいの「なんで?」、大人が想像もつかないような質問を突然された経験ありませんか。

「おばちゃん、お腹に赤ちゃんいるの?」「いないよ。」「じゃあ、なんでそんなにお腹が大きいの?」「…(;^_^Aなんで、かなぁ」思いがけない質問に全く準備していないと戸惑ってしまいますよね。

この子の将来に良い影響を与えようなんて意気込んでしまい、気の利いた答えをしようと思えば思うほど、言葉に詰まってしまいます。

この本は、そんなお悩みにたくさんの具体的な質問を用いて回答例を示してくれています。回答者はパパ・ママ、現役の幼稚園教諭や保育士さん、そしてスペシャルゲストのケロポンズさんとMINMIさんとりゅうちぇるさんです。

5つのチャプターで見やすく…

この本では、こどもの「なんで?」を、「ジェンダー」「生活」「家族・友だち・人」「自然・科学」「ルール・マナー」の5つに分け、73の具体的な質問について解説しています。

はじめから順に目を通す必要はなく、目次を見てその時気になった質問のページを開いてみるのがよさそうです。

「なんでママは血がでるの?」こんなドッキリするような質問から、忙しい朝に絶対一度は聞かれてチョイイラしそうな「なんで保育園にいくの?」、大人になっても永遠のテーマ、私も実はわかってない⁈「なんで勉強するの?」など、面白くてためになる質問と回答が書かれています。

大切なのは向き合う時間…

回答者の答えは実に様々です。こどもの小さな好奇心から生まれた質問に向き合うことは、人間関係を育む時間だと思います。まずはこどもの話をよく聞いて、この本を参考に思い付いた答えを投げかけてみるのがよさそうです。

ジェンダー」の質問の章は、大人向けにも参考になりそう。人は世代により、その人が生きてきた時代の価値観が、その人の考えに深く影響しています。今はジェンダーフリーの時代ですが、”男女席を同じうせず”と教えられてきた世代の方には急に馴染めるものでもありません。私の周りの80代にもそんな方が…そんな場合にもこう伝えたらとヒントになる考え方が書いてありました。

いろいろな子がいて、それぞれ好みがあって、それを主張できることは素敵なこと。変ではないということを教える先生が多数でした。

大人の方に対しても、この考え方は使えそう。次に機会があったときは、これを基にしたお話をしてみようかなと思いました。「その人らしさ」が大切にされる社会は、きっと他者に対する思いやりのある平和な社会ですよね。

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