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一期一会の本と日常のおはなし

カエル版相棒

今日は体育の日、ではなくスポーツの日。

日本の祝日としては、はじめての英語由来のカタカナの名称です。

スポーツの語源は、「気晴らしをする・楽しむ」だそう。表紙のふたりのように、のんびりサイクリングも立派なスポーツです。

 「  ふたりはいっしょ  」  ( 文化出版局  1972年11月 第1刷 ) 作者 アーノルド・ローベル  訳者 三木 卓

 

 

仲良しかえるさんのお話しです…

この絵本は、がまくんとかえるくんシリーズの2作目となります。

5つの短編が収められていますが、どれもユーモアあり心温まるストーリーです。

 

いつも一緒に問題解決、ということで今シーズン初代相棒が帰って来るあのドラマを思い出しました。しっかりものの「かえるくん」と、ちょっとお調子者の「がまくん」、そういう目線で見れば見るほど、右京さんと亀山くんに見えてきます。

 

日本の相棒も長く愛され続けていますが、こちらの絵本はさらに長く長く愛されています。初版が発行されたのは、なんと50年前。

がまくんとかえるくんの絵本シリーズ全部で4冊あり、アニメ化されたり、シリーズ中「ふたりはともだち」の「おてがみ」は日本の国語の教科書にも採用されました。

あなたにぴったりなのはどれ…

最初の物語のタイトルは「よていひょう」。

1日の予定表をつくったがまくんが、その予定表に振り回されてしまうお話しです。なんだか、忙しい現代人にぴったりなストーリー。がまくんは自分のことじゃないかと、思ってしまう人も多いのでは。

 

私が身につまされたのは、3作目の「クッキー」です。

がまくんが、今まで食べたことがないような美味しいクッキーを作ります。美味しくて美味しくて手が止まりません。なんとか食べ過ぎないようにと、ふたりはあの手この手で工夫するのですが…まさに私のためにあるようなお話しです。そして結末も妙にナットクしちゃいました。

 

どのお話しも、どちらかが悩めば、もう片方が悩みを解決しようと真剣に考え行動します。解決策はときに見当違いだったりするのですが、結果的にはまあるく収まります。


カエルについて…

日本ではどのカエルもひとくくりに「カエル」と呼ばれていますが、アメリカでは違います。アメリカでは、ヒキガエルの仲間をToadと呼び、そのほかのカエルの仲間をFrogと呼び分けています。本書の英題も、「Frog and Toad Together」です。

 

こちらの動画、本書の日本語訳のタイトルは「はやく めを だせ」。ふたりの性格の特徴がよく表れている愉快な作品です。

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