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一期一会の本と日常のおはなし

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昨日は近くの山へドライブに。山頂付近の長いトンネルを抜けると…そこは紅葉燃える国でした。すばらしかった。寿命が延びました。

「魔法のことば」(銀の鈴社 2012年8月初版) 詩 川越文子  絵 山中桃子

 

タイトルに魅かれて…

たまたま見つけたタイトルが気になり、読んでみようと思いました。

魔法のことば」とはなんだろう。どういう意味かしら。

考えたけど、特別何も思い付かなかった。強いて言えば「ビビデバビデブー」

。。。そういうことではなかったみたい。

 

本書はテーマごとに「春の交信」7作、「お母さんとわたし」8作、「ぼくの友だち」7作、「仲間たち」8作からなる、小学校中学年以上を対象とした詩集です。

 

児童書、ジュニアポエムシリーズの一冊となります。同シリーズは、子どもにわかる言葉で真実の世界をうたう個人詩集のシリーズ。

1975年の第一冊目以来現在まで、その数は300冊を超えます。本書はシリーズ224番目の詩集です。

 

著者が、小中学生の気持ちになって書かれたのでしょうか、やさしくみずみずしい言葉で日常生活のなにげない一場面から生まれた感情を切り取って表現しています。

以下、著者のあとがきからの抜粋です。

タイトルの「魔法のことば」は、作品「魔法のことば」からだけではなく、どんなことばでも、ことばは使うひとの思いやりひとつでだれかを元気づける魔法のことばになれる、という思いからです。作品「ことばたち」は、そのことを書きました。

 

そういうことでしたか。しばし思いを巡らしてみました。

(数分後)ありました、私にも「魔法のことば」をかけられたことが。

詳細は割愛しますが、“”それは、生命力があるってことだよ。“”

その一言で、それまでマイナスにとらえていた事柄が一気にプラスに転じました。忘れていましたが、本書が思い出すきっかけとなりました。

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「詩」とは…

検索したところによると、

「人間の全体性について認識を伝える感情表現の一様式」…(ふーむ)

「自然や人事などから受ける感興・感動を、リズムをもつ言語形式で表現したもの」…(ふむふむ)

 

英語のPoetryやPoemなどは、「作ること」を意味するギリシャ語のποίησις (poiesis)に由来し、技術を以って作り出された言葉を意味し、

漢字の「詩」は思いや記憶を言葉にしたもの、とあります。

 

現存する最古の詩は紀元前三千年紀のシュメール(メソポタミア、現イラク)の「ギルガメシュ叙事詩」であり、

日本最古の詩集は、「万葉集」。日本には1200年以上前から「和歌」という詩があり、万葉集はその最古であり最大の叙情詩集。

 

さて、ビビデバビデブーは、正確にはビビディ・バビディ・ブー(英語Bibbidi-Bobbidi-Boo)、効き目がありそうな響きですが言葉に特に意味はないとのことです(;^ω^)

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