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一期一会の本と日常のおはなし

【ことばあそびうた】谷川俊太郎さん詩の絵本

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懐かしい本でリフレッシュ。

「ことばあそびうた」

福音館書店 1973年10月 初版)

詩 谷川俊太郎 

絵 瀬川康男

音読について…

たまには音読をいかがですか。

 

音読は

脳のさまざまな部位を活性化するそうです。

滑舌の訓練にもなりそうです。

気分転換にも。

 

学習の合間に全く違うことをすると

学習効率が上がるとか。

 

また、息継ぎしないで読めば

すなわち長く息を吐くことになり

呼吸を安定させ自律神経を整えることに繋がります。

 

脳の前頭前野が活発化し

セロトニンが分泌され記憶力が向上する、とも。

 

私の「アレソレ」現象も修正されるかな?

 

この絵本について…

片付けしていたら

懐かしい絵本が出てきました。

 

谷川俊太郎さんのユニークな詩に

瀬川康男さんのユニークな絵。

 

版画でしょうか

動物たちの表情や仕草がひょうきんです。

たぶん動物の絵が気に入って

買ったのだと思います。

 

15の短い詩に

赤や緑や黄の配色の和風絵

 

詩のタイトルは

  1. ののはな
  2. やんま
  3. かっぱ
  4. うそつききつつき
  5. ばか
  6. いるか
  7. だって
  8. さる
  9. ことこ
  10. うとてとこ
  11. すり
  12. 十ぴきのねずみ
  13. たそがれ
  14. かぞえうた

全編ひらがなで書かれています。

 

そのなかから2編ご紹介しますので

よかったらこの機会に音読を。

 

《 かっぱ 》

かっぱかっぱらった

かっぱらっぱかっぱらった

とってちってた

 

かっぱなっぱかった

かっぱなっぱいっぱかった

かってきってくった

 

音読、してみました?いかがでしたか?

次の詩は、ちょっと難易度高めかも?

 

《 さる 》

さるさらう

さるさらさらう

さるざるさらう

さるささらさらう

さるさらささらう

さるざるささらさらささらって

さるさらりさる

さるさらば

 

私は何回やっても、どこかでつまづいてしまって

だいぶ活性化されたんじゃないかと思います。

再び音読について…

全く知らなかったのですが

江戸時代から明治前期までは

音読での読書

しかも家族やグループといった集団で

読んでいたのが一般的だったそう。

公共の空間でも音読していました。

 

そんななか明治になって導入された

近代的公共図書館では音読は禁止。

図書館で黙読する光景は

当時の人たちにとっては奇妙なものでした。

活版印刷の普及に伴い音読から黙読へと

しだいに変化していきましたが

明治30年代ごろまでは音読と黙読が

混在していたということです。

 

もし今も音読の習慣が続いていて

満員電車でみんながスマホを音読していたら…

なんて想像して楽しくなりました。