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一期一会の本と日常のおはなし

アルミホイルが大活躍

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目玉焼き・納豆・お浸し・お味噌汁、いつも似たようなメニューになる朝食、簡単にできてキャンプ気分も味わえるこのレシピ、いいかも。時短で準備したいときに。

 「 アルミホイル・ソロキャンレシピ 」(秀和システム 2021年8月第1刷) 著者 佐藤 一博

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アウトドア&カンタン料理本

著者の紹介文にもありますが、この本はアルミホイルを使って簡単に作れる料理の本です。アウトドア向けになっていますが、ほとんどの料理が家のキッチンで作れます

。まずどんな道具が必要かを説明する「準備編」、それから本当に手軽にできるアルミホイル料理を紹介する「実践編」、最後にアウトドアならではの「番外編」で構成されています。それぞれ写真もたくさん掲載されています。調理の手順も写真入りなので一目瞭然です。

アウトドア歴の長い著者の独特な視点と語り口がおもしろい。実際に様々な道具を試しているからこそ言える、率直な感想に目からうろこの準備編。アウトドア初心者に向けて、最初から専門の道具を用意する必要はなく、「この世のほぼ全てのものはアウトドアにて使用できる」と語っています。

「実践編」は、肉焼き系レシピ、つまみ焼きレシピ、スイーツ系レシピなどタイプ別7つの章に分かれています。だいたいの料理が、調理時間10~30分くらい。全てアルミホイルに包んで調理するものなので、家で朝食用なら、前日の夜に包んで下準備し冷蔵庫に保管、翌朝は火を通すだけにしておくとますます時短になります。

「番外編」ではアルミホイルを使用したナイフの作り方まで載っています。その工程は、まるで刀鍛冶のようです。覚えておくと、非常時のサバイバル対策になるかも。

著者のプロフィールが…

実にユニークです。著者紹介には、20年間布団で寝ていないアウトドア研究家と書かれています。6歳の頃から焚き火をし、13歳の時に初めてソロキャンプ(家出)!24歳の頃、自身が極度の面倒臭がり屋だと気付き、以来時短キャンプ料理の研究に勤しんでいるそうです。

超カンタンなので…

いそがしくなくても、めんどうなときにも役立ちそうです。基本的にアルミホイルの器を作り、食材と調味料を入れて火を通せば完成なので。太いネギをホイルに包んで加熱し醤油をかければ出来上がり、なんてレシピもあります。

個人的にはスイーツ系の「HOTみかん」と「最高のおしるこ」は絶対作ってみたいです。みかんは丸ごと焼いて剥いたら生クリームをかけるだけ。皮まで食べられるとのこと。おしるこは、アイスの「あずきバー」と切り餅を準備。重ねてアルミホイルに包んだらトロ火で加熱し、「あずきバー」が溶け始めたら「バー」を引き抜く。バーのなくなった「あずき」が完全に溶け、少しブクッと泡が出てきたら出来上がり。バーは次回キャンプ焚き火の焚き付けにすればいいと、なんと無駄のないこと。

キャンプが楽しくなる道具…

調理用だけでなく、キャンプで使うテントなどについても解説されています。そのなかで、キャンプはしないけど気になったのが、「バードコール」です。野鳥を呼べるらしい。どんな鳥がやって来るかは、吹いてみてのお楽しみ。紹介されている道具のなかで、一番心に引っ掛かりました。

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