一晩中続いていた雨が、小休止。空模様の気になる日が続きます。
雲が白く見えるのはなぜ?
雲は雲粒子からできており、雲が白く見えるのは、雲粒子が光の散乱を起こしているから。これをミー散乱といいます。ミー散乱、なんだか可愛い。
ミー散乱では、すべての波長の光が同じ強さで散乱されるため、白く見えるのです。
「 世界が面白くなる! 身の回りの科学 」 ( あさ出版 2021年7月第1刷 ) 著者 二間瀬 敏史(ふたませ としふみ)
知りたいと思っているのです…
が、とっつきにくくて難しそうで、「科学」。試しては挫け、試しては挫け、を繰り返しています。全部わからなくても、気になったことだけでも知れたらいいなと手に取りました。地震や台風や感染症、本当に今ぜひ知りたい身近なテーマが詰まっています。
本書の構成…
この本は4章に分けて、科学について解説しています。
- 「科学ってなんで勉強するの?」と思っていませんか?
- 科学の歴史と科学者
- 身の回りにある科学の仕組みと不思議な科学
- 難しい科学を読み解く
1章では、虹、コンピューター、台風、暗号、水素、地震、生命などについて
2章では、電磁波の発見や感染症の変遷、地球の構造の解明など12の項目について
3章では、電化製品、夕焼け、顔認証、遺伝子、感染症など10項目について
4章では、相対性理論、量子力学、リーマン予想、超弦理論について
それぞれのタイトルが魅力的です。4章はハードルがちと高そうですが(;^_^A
著者の高校生の娘さんも…
「物理なんかなくなればいい」と言っているそう。ちょっとホッとするような言葉。
著者は科学を知らなくても生きていくのに不都合はなく、何の問題もないとまで言っています。
それでも、科学は身の回りの生活を快適にしてくれているものに、たくさん存在していると言います。科学の仕組みを知れば、身の回りの見方が変わり、世界が面白く見えるきっかけになるとも。
そして火星の夕焼けは…
青いのです。昼夜の色が地球とは逆になります。
太陽の光は、光の波長と同程度のサイズの粒子に強く散乱されるという性質があります。そのことと、地球と火星の大気の性質の差が関係しています。(詳しく知りたい方は、本書を読まれてください。科学おんちの私でもわかりやすい解説でした。)
仕組みを知って、改めて空の色を眺めると、今までとは違った世界が垣間見れました。
火星の昼間、ではなく先日の大型台風が過ぎ去る前日の朝焼けです。
うーむ、これはミー散乱よりレイリー散乱が勝ったってこと?…間違ってる?
レイリー散乱についても詳しくは本書で…脳内が散乱したので、コーヒーでも飲んでから、あとでじっくり考えてみます…