hon de honwaka

一期一会の本と日常のおはなし

【ハチドリのひとしずく】いま、私にできること

当ブログではアフェリエイト広告を利用しています

今日は快晴、鳥たちもお花見日和。

「ハチドリのひとしずく

いま、私にできること

光文社 2005年11月 初版第1刷) 

監修・辻 信一

どんな本…

先日記事にした本「SDGs時代の食べ方」

の中で紹介されていて

読んでみたいと思った作品です。

 

以前どこかで聞いたことのあるタイトルですが

まだ読んだことはありませんでした。

 

初版は2005年、今から18年前です。

本書の構成は…

南アメリカの先住民に伝わるお話

ハチドリのひとしずく

この本を監修した辻信一さんのエッセイ

『金の鳥ークリキンディ』について

 

さらに

辻信一さんがインタビューした

いろいろな国の様々な立場の16人のコメント

私は、私にできることをしている

 

そして

無理なく『引き算』楽しく『ポトリ』」と題した

身近に取り組める地球温暖化対策のお話

です。

物語を…

このとても短い

それでいていつまでも心に強く残る物語

もしまだ読んだことがない方がいたら

お届けしたいと思い以下に記します。

 

「ハチドリのひとしずく

 

森が燃えていました

 

森の生きものたちは

われ先にと逃げていきました

 

でもクリキンディという名の

ハチドリだけは

いったりきたり

くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは

火の上に落としていきます

 

動物たちがそれを見て

「そんなことをして

いったい何になるんだ」

といって笑います

 

クリキンディ

こう答えました

 

「私は、私にできることをしているだけ」

 

辻信一さんのエッセイは

この物語「ハチドリのひとしずく」について

詳しく解説しています。

 

16人の方々がそれぞれの立場で

取り組んでいる活動も参考になります。

おひとりおひとりの気持ちが

ギュッと詰まった言葉が心に響きました。

 

私は私にできることを

見つけて、始めて、続ける、それが

森の火事を消す第一歩だと

小さなハチドリが教えてくれました。

 

機会があったらぜひ読んでいただきたいです。