hon de honwaka

一期一会の本と日常のおはなし

〈日常のこと〉つららのおかげ

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きょうは、一昨日の早朝の出来事を。

 

寒いけど朝のうちに済ましてしまおうと

200mほど先の場所へごみを出しに行きました。

 

(私の住んでいるところでは

町内の数か所にごみ集積場があり

指定日に持っていくことになっています。

200m、遠いと思いますか。

これより離れているお家もあり

車で運ぶ方も多いです。)

大寒波のなごりの圧雪した道が凍って

ツルツルになっていたので

行きは足元ばかり気にして歩きました。

 

ごみを置くと、帰りは手ぶらになったので

少し周りを見る余裕が。

 

晴れて青空がすがすがしい。

 

斜め上を見上げると

ご近所さんの物置の軒下に

朝日を浴びて輝くつららがあります。

 

きらきらと光ってきれいだったので

写真を撮ろうとスマホを構えていると

その家の方が回覧板の袋を片手に現れました。

 

年が明けてはじめてお会いしたので

そこで新年のごあいさつ。

それからしばしつらら談義となりました。

 

もしもつららがなかったら

たとえつららがあっても

朝日が当たっていなかったら

そこで立ち止まることはなく

その方と会うこともなかったでしょう。

 

思わぬ「つららのおかげ」な出来事でした。

そんなことで

つらら」について3つの辞書で調べてみました。

 

まずネットのgoo辞書より

つらら【氷柱・氷】

1 水のしずくが凍って、軒下や山の岩などに

棒状に垂れ下がったもの。垂水(たるひ)。

2 こおり

 

つぎに、うちの古い広辞苑

(第四版1991年11月第1刷)より

つらら【氷】

1 こおり。ひ。

2 (「氷柱」と書く)雨雪などの水が

軒・岩角などに滴る時、こおって

棒のように垂れさがったもの。たるひ。

 

最後にうちのさらに古い国漢文辞典

三省堂書店発行・明治39年9月)より

つらら【連氷】

1 こほり、ひ。

2 たるひ、氷條、氷柱。

 

ずっとなぜ「つらら」と言うのかしら

と思っていたのですが

今は使われないようだけれど

「連氷」がとてもしっくり

腑に落ちた気がしました。

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