からあげは大好きなのですが~あの日に関してはやはり…
なにわっこ落語えほん「からあげ」
(アリス館 2014年12月初版)
作・絵 あおきひろえ
どこかで見たことのある懐かしさを感じたと思ったら、
以前記事にしたことのある「夏平くん」を描いた作家さんの絵本。
同じかおり、同じ勢いを感じました。
よろしければ、こちらの「夏平くん」の記事もご覧ください。
そして、ページをめくると、なぜかホッとした気分に。
どうしてかな?と思ったら、縦書きだったのです。
絵本で縦書き、久しぶりでした。
外国の作品も多いからかもしれませんが、
絵本は横書きが多いような気がします。
話はちょっと絵本の内容から反れますが、
最近新聞で横書きについて書かれた記事、
気になっていたので抜粋をご紹介。
「…絵本が好きで字をよく知っている園児に小学校1年生の教科書を読ませたところ、横書きに慣れてしまっているためか、縦書きの字を横に読んだ…」
読書アドバイザーの方のコメントです。
いや~、園児だけではありません。
お土産にいただいた瓦せんべい。
なんと!私もやってしまいました…
「大川師崎?なに?どこ?だれ?」
送り主と大笑いしました。
どんな絵本…
のびのびと元気いっぱいの絵と
テンポ良い大阪弁で描かれるお話し。
クリクリ頭のケンぼうと
ふたりの浪速っ子のクリスマスは
かしわのからあげと
サンタさんプリントの瓦せんべい。
純和風クリスマスです。
漫才みたいなふたりの掛け合いに吹き出しちゃいます。
おかあちゃんの準備したクリスマスにちょっと不満なケンぼう、
からあげくわえて飛び出して、
友だちのたかしくんの家に。
おしゃれなたかしくんのおかあさんと
豪華なクリスマスのごちそうを見て、
サンタさんにとんでもないプレゼントをお願いします。
クリぼう、違った、ケンぼうのクリスマスは、
山あり谷あり七面鳥なしのいそがしさ。
なぜか最後はホッカホカのからあげを食べた気分になれるお話しです。
こんなところにも注目です…
前後の見開きには、カルタ風のイラストに
大阪弁をお題にした24の川柳がちりばめられています。
私のいちばんのお気に入りは、
「おばはんの あいさつがわり はい、あめちゃん」
髪にアメ玉を隠している黒柳徹子さんへの憧れを込めて。
良い子に会ったら、アメを一個プレゼントするんですよね。
先日も「徹子の部屋」で「こころくん」にあげていたのを見ました。
私もやってみたいけど、あんなに髪がない…